USER MANUALS

FTP/SFTP/FTPS パス

このパスを使用して、FTP サーバー (FTP、SFTP、または FTPS) からファイルを取得します。このパスを構成するために必要なパラメータは、サーバーの URL と資格情報です。

サーバーの資格情報は、ログインとパスワード、またはログインと SSH 秘密キー (SSH キーはパスワードで保護可能) です。

デフォルトでは、データソースは バイナリ転送モード を使用します。これを ASCII 転送モード に変更するには、URL に ;type=A を追加します。

例:

  1. FTP サーバーからファイル「employee.csv」を取得する URL:

    ftp://ftp.example.com/pub/employee.csv
    
  2. SFTP サーバーへの URL:

    sftp://example.com/home/joe/employee.csv
    
  3. ASCII 転送モードを有効にした FTP サーバーへの URL:

    ftp://example.com/pub/employee.csv;type=A
    
  4. pub フォルダにあるすべてのファイルを取得する、ASCII 転送モードを有効にした FTP サーバーへの URL:

    ftp://example.com/pub/;type=A
    

FTPS コネクションモードが暗黙的か明示的かを指定できます。明示的モードを有効にするには、EXPLICIT=true と指定します。一方、暗黙的モードの場合は、EXPLICIT=false (デフォルト値) と指定します。

FTP コネクションがパッシブかアクティブかを指定することもできます。パッシブモードを有効にするには、PASSIVE=true (デフォルト値) と指定します。アクティブモードを有効にするには、PASSIVE=false と指定します。

さらに、PROT (データチャネル保護レベル) を指定できます。これを有効にするには、 EXECUTEPROTCOMMAND=true と指定する必要があります。次に、保護レベルを指定する必要があります。この場合、 PROTECTIONLEVEL = '[P|C]' を使用します。このパラメータの値には、C (クリア) または P (プライベート) を指定できます。

また、PROT が有効な場合、保護バッファのネゴシエーション``PBSZ = <buffer_size>`` が必要です。

注釈

SFTP コネクションでは、RSA/SHA1 署名アルゴリズムはデフォルトで無効です。SFTP サーバーでサポートされているのが RSA/SHA1 署名のみであり、それをアプリケーションで使用する必要がある場合、手動で再び有効にする必要があります。OpenSSH との互換性およびセキュリティ強化のため、暗号アルゴリズムの順序が変更されました。古いアルゴリズムまたは廃止されたアルゴリズムを引き続き使用する必要がある場合、構成を変更する必要があります。OpenSSH を構成して安全ではないアルゴリズムを有効にする方法については、OpenSSL ドキュメントの レガシーオプション のページを参照してください。また、JVM オプション -Djsch.kex=ssh-ed25519,diffie-hellman-group14-sha1 を Virtual DataPort サーバーに追加することにより、SSH 構成を変更しないで rsa-sha1 を有効にすることができます。

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