SharePoint
SharePoint Online はクラウドベースのサービスであり、組織で以下を行う場合にコンテンツ、ナレッジ、アプリケーションを共有して管理することができます。
チームワークの強化
情報をすばやく検索
組織全体のシームレスな連携
Denodo OData2 カスタムラッパーを使用してデータソースを作成し、OData エンティティごとに基本ビューを作成することで、SharePoint Online から OData エンティティを取得するように Denodo を構成できます。また、SharePoint API REST を使用して Denodo に JSON のデータソースと基本ビューを作成することで、SharePoint Online ファイルシステムからデータを取得するように Denodo を構成できます。
SharePoint Online は非常に多くのデータを管理するため、必要なデータソースと基本ビューをすべて Denodo に追加するのは大変な作業になる場合があります。このプロセスをより簡単にすばやく行えるように、SharePoint OData ウィザードが用意されています。いくつかのパラメータを構成して [Import] をクリックするだけで、SharePoint へのアクセスに必要なデータソースと基本ビューが Denodo サーバーに作成されます。
テンプレートから利用できない情報が必要な場合は、『How to integrate Denodo with Sharepoint Online』ドキュメントの Denodo による SharePoint へのすべてのアクセス方法の概要表をご覧ください。
Azure でのアプリケーションの構成
最初にアプリ (この場合は Denodo) で SharePoint にアクセスできるように、アプリを登録し、適切な API 権限を用意して、Azure Portal でクライアントシークレットを生成する必要があります。
Azure にアプリを登録するには、以下の手順に従います。
Azure ポータルにログインします。
https://portal.azure.com/#blade/Microsoft_AAD_IAM/ActiveDirectoryMenuBlade/RegisteredApps に移動します。
[New Registration] ボタンを押します。
アプリに名前を指定します。
[Support Account Types] フィールドに入力します。アプリケーションのサポートのタイプは、お客様の要件によって異なります。このドキュメントの目的では、該当の組織のディレクトリのアカウントのみを使用します (デフォルトディレクトリのみ - シングルテナント)。
リダイレクト URL の値を入力します。SharePoint の制限により、このアプリのリダイレクト URL として使用できるのは、この時点で設定した値のみです。Azure ではアプリにリダイレクト URL をさらに追加できますが、SharePoint で対応しているのは 1 つの URL のみです。Azure では後から変更できますが、この変更は SharePoint と同期されないため、機能しません。デフォルト値は http://localhost:9090/oauth/2.0/redirectURL.jsp です。http は localhost でのみ使用できます。Denodo Virtual DataPort で HTTPS を有効にしている場合は、localhost の代わりに https://<hostname>:9443/oauth/2.0/redirectURL.jsp のようにホスト名を使用します。
[Register] ボタンを押します。
アプリを登録したら、クライアントがアプリを使用して SharePoint Online にアクセスするための権限を付与する必要があります。
Denodo Platform から SharePoint のデータにアクセスできるようにするには、API 権限とクライアントシークレットの生成の 2 つの構成が必要です。
API 権限を構成するには、以下の手順に従います。
[Configure API permissions] の ...
アイコンをクリックして、[Go to page] を選択します。
[Add Permissions] を選択します。[Request API permissions] ポップアップで [SharePoint] を選択します。
[Delegated Permissions] を選択して、権限に AllSites.Read を選択します。
API 権限を設定したら、新しいクライアントシークレットキーを生成する必要があります。キーを生成するには、以下の手順に従います。
[Integration assistance section] で [Configure a valid credential] を選択します。
[Certificates & secrets] ページで [New client secret] をクリックします。
クライアントシークレットを生成したら、[Value] をコピーします。
これらのセクションに従うと、以下の値が収集されています。
データソース構成の クライアント ID となる アプリケーション (クライアント) ID
「クライアントシークレットキーの生成」手順の クライアントシークレットの値
後で必要な tenant_id となる ディレクトリ (テナント) ID
以下のセクションでは、取得するデータに応じてウィザードを使用して SharePoint にアクセスする方法について説明します。