USER MANUALS

データベースの作成

ここでは、Virtual DataPort でデータベースを作成する方法について説明します。

ユーザーを認証する方法に応じて、以下の 2 種類のデータベースがあります。

  1. グローバル認証設定: データベースは Virtual DataPort のアクセス制御に依存します。つまり、Virtual DataPort にアクセスするユーザーは、Virtual DataPort で作成されたユーザーである必要があります 。「 グローバル認証設定を使用するデータベースの作成 」のセクションを参照してください。

  2. LDAP 認証: データベースは、ユーザーの認証を LDAP サーバーに委任します。「 LDAP 認証を使用するデータベースの作成 」を参照してください。

注釈

クライアントが Kerberos 認証を使用して Virtual DataPort に接続するときは、データベースの認証タイプは重要ではありません。この場合、ユーザーに付与される権限は、Kerberos 構成ダイアログで選択された LDAP サーバーから取得された、このユーザーのロールに依存するためです (「 Virtual DataPort サーバーでの Kerberos 認証の設定 」を参照)。

どちらのタイプのデータベースでも、以下の設定を構成できます。

  1. Unicode ID のサポートを有効/無効にする

  2. コストベースの自動最適化 を有効/無効にする

  3. クエリの自動簡素化 を有効/無効にする

  4. サマリ書き換えによる最適化 を有効/無効にする

これらのいずれかのオプションで [Default] を選択した場合、データベースでは常に、この Virtual DataPort サーバーで構成されている 現在の値 が使用されます。たとえば、データベースで「コストベースの自動最適化」をデフォルトに設定し、この機能をグローバルに無効にした場合 (この機能のグローバル値は [Administration] > [Server configuration] メニューの [Queries Optimization] ダイアログで確認)、このデータベースでもこの機能が無効になります。後でこの機能をグローバルに有効にすると、このデータベースでも有効になり、データベースの固有の構成を変更する必要はありません。

Kerberos 認証の適用

Denodo ODBC ドライバーを使用するアプリケーションで Virtual DataPort に接続する場合、以下のように構成します。

  • これらのアプリケーションでは、デフォルトで、Kerberos 認証またはユーザー/パスワードの使用を選択できます。これは、ユーザーがコネクションを構成する方法によります。

  • 着信する ODBC コネクションに Kerberos 認証または OAuth 認証の使用を強制するには、[Use Kerberos/OAuth authentication for ODBC connections...] をチェックします。このオプションをチェックした場合、クライアントアプリケーションがユーザー/パスワードを使用してこのデータベースへのコネクションを開こうとすると、コネクションは失敗します。

PostgreSQL ODBC ドライバーを使用するアプリケーション (Tableau など) で Virtual DataPort に接続する場合、以下のように構成します。

  • PostgreSQL ドライバーを使用するアプリケーションで Kerberos 認証を使用してこのデータベースとのコネクションを確立する場合、このチェックボックスをチェックします。この場合、アプリケーションはユーザー/パスワードを使用できなくなります。

  • PostgreSQL ドライバーを使用するアプリケーションでユーザー/パスワードを使用してこのデータベースとのコネクションを確立する場合、このチェックボックスのチェックを外します。この場合、アプリケーションは Kerberos 認証を使用できなくなります。

グローバル認証設定を使用するデータベースの作成

グローバル認証設定を使用するデータベースを作成するには、[Administration] メニューで [Database management] をクリックします。このダイアログで [New database] をクリックし、次の内容を入力してください。

  • Name: データベースの名前。

  • Description: データベースの説明 (オプション)。

  • Identifiers charset: [Default] を選択した場合、サーバー全体に対して構成されている設定がデータベースで使用されます (「 ID の文字セット 」を参照)。

  • Authentication type: [Global authentication settings] を選択します。

  • [OK] をクリックするとデータベースが作成されます。

ユーザーがこのデータベースに接続を試みると、Virtual DataPort はそのユーザーの資格情報を、Virtual DataPort で作成されたユーザーの「リスト」で確認します。リストのユーザーは、[User Management] ダイアログで作成されたユーザーです (「 ユーザーの作成 」を参照)。

Creating a new database with "Global authentication settings" authentication type

「グローバル認証設定」認証タイプを使用する新規データベースの作成

LDAP 認証を使用するデータベースの作成

LDAP 認証を使用するデータベースは、ユーザーの認証を LDAP サーバーに委任します。 内部 認証より優れている点は、Microsoft Windows Active Directory などの LDAP サーバーを利用してユーザーを認証するため、ユーザーとその権限の管理を簡素化できる点です。LDAP 認証を使用するデータベースの作成方法の詳細については、「 LDAP 認証 」を参照してください。

注釈

この設定では、該当のデータベースの LDAP 認証をカスタマイズできます。サーバーに定義されている他の認証方法をすべて利用できます。

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