USER MANUALS

データソースに関する情報

以下の MBean は、サーバーで定義されているデータソースに関する情報を提供します。

  • GlobalDataSourceManagementInfo: サーバーのすべてのデータソースに関する情報を提供します。「 GlobalDataSourceManagementInfo MBean 」を参照してください。

  • LocalDataSourceManagementInfo: 特定のデータベースのすべてのデータソースに関する情報を提供します。「 LocalDataSourceManagementInfo MBean 」を参照してください。

  • DataSourceManagementInfo: 特定のデータソースに関する情報を提供します。「 DataSourceManagementInfo MBean 」を参照してください。

GlobalDataSourceManagementInfo MBean

GlobalDataSourceManagementInfo MBean は、Virtual DataPort サーバーに存在するデータソースの数、およびそれらが処理しているアクティブなリクエストの数に関する情報を集計します。この MBean は com.denodo.vdb.management.mbeans > DataSourceManagementInfo にあります。

GlobalDataSourceManagementInfo MBean の属性

GlobalDataSourceManagementInfo MBean には、以下の属性があります。

  • TotalDataSourceCount: Virtual DataPort サーバーに存在する任意のタイプのデータソースの数。

  • TotalActiveRequestCount: Virtual DataPort サーバーに存在する任意のデータソースに対する現在のリクエストの数。

  • すべてのタイプのデータソースについて、データソースの数と、そのタイプのソースに対するアクティブなリクエストの数を示す属性があります。

LocalDataSourceManagementInfo MBean

Virtual DataPort データベースごとに LocalDataSourceManagementInfo MBean があります。この MBean には GlobalDataSourceManagementInfo と同じ属性がありますが、対象のデータベースに属するデータソースのみが考慮されます。この MBean は com.denodo.vdb.management.mbeans > DataSourceManagementInfo > データベース名 にあります。

DataSourceManagementInfo MBean

データソースごとに固有の MBean があります。場所は com.denodo.vdb.management.mbeans > DataSourceManagementInfo > データベース名 > データソースタイプ > データソース名 です。この MBean は、その特定のデータソースに対するリクエストの数、コネクションプール、および最後の ping 呼び出しに関する情報を提供します。

DataSourceManagementInfo MBean の属性

DataSourceManagementInfo MBean には、以下の属性があります。

  • DatabaseName: データソースのデータベースの名前。

  • DataSourceName: データソースの名前。

  • DataSourceType: データソースのタイプ。以下のいずれかの値になります。

    • CUSTOM (Excel データソースを含む): 内部的では Excel ファイルは実際は CUSTOM データソースです。

    • DF (区切り形式ファイル)

    • ESSBASE (Oracle Essbase 多次元 DB)

    • JDBC

    • JSON

    • LDAP

    • MONGODB

    • ODBC

    • OLAP (OLAP 多次元 DB)

    • SALESFORCE

    • SAPBWBAPI (SAP BI 7.x BAPI と SAP BW 3.x BAPI 多次元 DB)

    • SAPERP (BAPI)

    • WS (SOAP Web サービス)

    • XML

  • NumRequests: Virtual DataPort が最後に起動してからデータソースに行われたリクエストの数。

    この数には、ソースをイントロスペクションするために送信されるリクエストは含まれません。つまり、基本ビューを作成する際にソースの内容を記述する場合のリクエストです。

  • ActiveRequests: その時点でのデータソースに対するアクティブなリクエストの数。

    この数には、ソースをイントロスペクションするために送信されるリクエストは含まれません。つまり、基本ビューを作成する際にソースの内容を記述する場合のリクエストです。

  • MaxActiveNumActive 、および NumIdle (JDBC ソースと ODBC ソースの場合のみ): ソースとのコネクションのプールに関する情報を提供します。

    • MaxActive: プールに置くことができるコネクションの最大数。

    • NumActive: ソースとの間で確立された、クエリを実行するために使用されるコネクションの数。

    • NumIdle: ソースとの間で確立された非アクティブなコネクションの数。

      非 XA コネクションと XA コネクションに分けて接続プールの情報を確認する場合は、以下のコマンドを実行します。

      -- Restart after changing this configuration property, for the change to take effect
      
      SET 'com.denodo.vdb.misc.datasource.JDBCDataSource.pool.xaMBeansEnabled' = 'true';
      
    • MaxActive: プールに置くことができるコネクション (非 XA コネクションと XA コネクション) の最大数。

    • NumActive: ソースとの間で確立された、クエリを実行するために使用されるコネクション (非 XA コネクションと XA コネクション) の数。

    • NumIdle: ソースとの間で確立された非アクティブなコネクション (非 XA コネクションと XA コネクション) の数。

    • MaxActiveNoXA: プールに置くことができる非 XA コネクションの最大数。

    • NumActiveNoXA: ソースとの間で確立された、クエリを実行するために使用される非 XA コネクションの数。

    • NumIdleNoXA: ソースとの間で確立された非アクティブな非 XA コネクションの数。

    • MaxActiveXA: プールに置くことができる XA コネクションの最大数。

    • NumActiveXA: ソースとの間で確立された、クエリを実行するために使用される XA コネクションの数。

    • NumIdleXA: ソースとの間で確立された非アクティブな XA コネクションの数。

  • isMaintenanceEnabled (Web ソースの場合のみ): メンテナンスオプションが有効な場合は true

  • PingStatusPingExecutionTimePingDuration 、および PingDownCause (JDBC、ODBC、LDAP、OLAP、SAPBWBAPI、SAPERP、および SALESFORCE の各ソースの場合のみ): PING_DATA_SOURCE ストアドプロシージャおよび後述するこの MBean の ping() 操作の両方からの、データソースに対する最後の ping 呼び出しに関する情報を提供します。

    • PingStatus: 最後の ping 呼び出しの結果。想定される値は UPDOWN 、または TIMEOUT です。

    • PingExecutionTime: データソースへの最後の ping が実際に開始された時間。

    • PingDuration: PingStatusUP または DOWN の場合は、データソースが応答に要した時間 (ミリ秒単位)。そうでない場合は NULL です。

    • PingDownCause: PingStatusDOWN の場合は、問題の原因を説明するメッセージ。そうでない場合は NULL です。

DataSourceManagementInfo MBean の操作

ping 呼び出しをサポートするデータソース (JDBC、ODBC、LDAP、OLAP、MONGODB、SAPBWBAPI、SAPERP、および SALESFORCE の各ソース) は、以下の操作も提供します。

  • ping(<timeout : long>): 非同期 ping 呼び出しを起動して、このデータソースが Virtual DataPort からアクセス可能かどうかを確認します。

    この操作は値を返しません。代わりに、ping 終了時に、対応する DataSourceManagementInfo MBean 属性が更新されます。

    パラメータ timeout は、ping 呼び出しがデータソースからの応答を待機する時間 (ミリ秒単位) を表します。このパラメータはオプションです。値として NULL を指定した場合、ping はデフォルトのタイムアウト値 15000 を使用します。

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