アプリケーションのユーザーエージェントの設定¶
ユーザーエージェントは、Virtual DataPort へのコネクションの属性です。この属性は、クライアントアプリケーションで設定する必要がある文字列です。
コネクションのユーザーエージェントは、以下に示すさまざまな場面で表示されます。
Virtual DataPort は、各コネクションを開いたアプリケーション、リクエストを実行したアプリケーションなどの情報とともにさまざまな MBean を公開します。これらの MBean に
userAgent
属性があります。Denodo Monitor によって生成されるログ。
Administration Tool のクエリモニター ([Tools] メニュー)。
この属性は、目的が監査と監視の場合に役立ちます。Denodo Monitor では、コネクションのログとリクエストのログにユーザーエージェントの値を記録します。
クライアントアプリケーションからユーザーエージェントを設定することが推奨されます。ユーザーエージェントを設定すると、各コネクションを開いたアプリケーションや、各アプリケーションが送信したリクエストを識別できるためです。これは、特定のクライアントが原因で発生した問題のデバッグやログのために役立ちます。
ユーザーエージェントは、以下に示すように、クライアントのタイプに応じて異なる方法で設定します。
JDBC クライアント: パラメータ
userAgent
を JDBC URL に追加します。次に例を示します。jdbc:denodo://localhost:9999/testing?userAgent=MyApplication
または、
userAgent
を、URL のパラメータではなくドライバーのプロパティとして追加することもできます。ODBC クライアント:
Windows 上で作成された DSN については、『開発者ガイド』の「 Windows での DSN のセットアップ 」を参照してください。
Linux 上で作成された DSN については、『開発者ガイド』の「 unixODBC へのデータソース (DSN) の登録 」を参照してください。
JMS クライアント: JMS メッセージで
userAgent
プロパティを設定します。次に例を示します。
jakarta.jms.TextMessage message = session.createTextMessage(QUERY);
message.setStringProperty("userAgent", "userAgentValueJMS");
Design Studio: Design Studio で開くコネクションのユーザーエージェントをカスタマイズするには、「 Design Studio の設定 」の [Connection Options] セクションに移動します。通常、デフォルトのユーザーエージェントを変更する必要はありません。
Administration Tool: Administration Tool で開くコネクションのユーザーエージェントをカスタマイズするには、 [Tools] メニュー > [Admin Tool preferences] から [Connection] ダイアログを開き、[User agent] ボックスの値を変更します。通常、デフォルトのユーザーエージェントを変更する必要はありません。
RESTful Web サービス、REST および SOAP Web サービス: リクエストの HTTP ヘッダー
User-Agent
の値は、これらのサービスが Virtual DataPort サーバーで実行するステートメントと一緒に渡されます。