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サマリによるスマートクエリアクセラレーション

分析の環境では、ほとんどのクエリで 1 つまたは複数のディメンションを持つ 1 つまたは複数のファクトテーブルを組み合わせて使用して、1 つの集計が計算されます。

このような場合、Denodo では、 サマリ と呼ばれる新しいタイプのビューを使用するスマートクエリアクセラレーション技法が用いられます。サマリには、一般的な中間結果が格納され、クエリオプティマイザーがその結果に基づいて分析クエリを高速化します。サマリは、従来のキャッシュに比べて以下の点で有利です。

  1. サマリはユーザーに対して透過的に機能します。キャッシュと異なり、データセットをキャッシュするためにビューを作成する必要はありません。サマリのデータを利用するように受信したクエリを書き換えることができるかどうかがクエリオプティマイザーによって自動的に分析されます。サマリの存在をユーザーが意識することはありません。

  2. サマリの対象は、キャッシュを使用するように構成したデータソースに限定されません。これは、同じビューに対しても別のデータソースのビューに対しても、必要な数のサマリを作成できることを意味します。

サマリの作成、挿入、および更新のプロセスは、リモートテーブルの場合とほとんど同じです。ただし、リモートテーブルと異なり、標準の派生ビューと同様に、サマリの定義で使用しているビューのデータリネージがすべて用意されています。これにより、データリネージ情報を保持するだけでなく、基盤となるビューの定義に変更があった場合は自動的にデータを無効にすることもできます。

注釈

Denodo Professional や Denodo Standard では、この機能は無効になっています。「 Denodo Platform - サブスクリプションバンドル 」も参照してください。

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