依存関係の管理¶
バージョン管理下のエレメントの依存関係は、チェックインまたはチェックアウト操作の実行時に Virtual DataPort によって自動的に管理されます (つまり、エレメントをチェックインまたはチェックアウトすると、その依存関係もすべて必要に応じてチェックインまたはチェックアウトされます)。たとえば、ビュー「customer」と、それに対する選択ビュー「important_customer」を使用しているとします。両方のビューを変更した後に「important_customer」のコミットを選択すると、「customer」も自動的にコミットに追加されます。
権限の管理¶
バージョン管理下のエレメントの権限は、チェックインまたはチェックアウト操作の実行時に Virtual DataPort によって自動的に管理されます (つまり、エレメントをチェックインまたはチェックアウトすると、その権限もすべて必要に応じてチェックインまたはチェックアウトされます)。たとえば、ビュー「v1」があり、このビューにはユーザー「user1」に対して特定の権限があるとします。このビューをコミットすると、「user1」がビュー「v1」を表示する権限もコミットに自動的に追加されます。これらの権限は、エレメント名と拡張子「.privileges」で VCS に保存されます。
グローバルエレメントの管理¶
データベースのエレメントをグローバルエレメント (特定のデータベースに属さないエレメント) に依存させることができます。バージョンを設定できるグローバルエレメントは、i18n マップ、jar 拡張機能、タグ、ユーザー、ロール、およびポリシーです。
グローバルエレメントは、特定のデータベースに属しているエレメントとは別にバージョンが設定されるため、[Global Elements] という名前の別のウィザードを使用する必要があります。このウィザードを開くには、対象のデータベースを右クリックして、[VCS] > [Global elements] の順に選択します。管理者のみがこのウィザードを使用できます。
このダイアログから、グローバルエレメントをチェックインおよびチェックアウトできます。また、現時点でデータベースが同期されている場合 (つまり、データベース内に変更されているエレメントがない場合) は、このダイアログに [Revert] ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、これらのエレメントを前のバージョンに戻すことができます。
開発者がデータベースのエレメント (データソースやビューなど) をチェックインまたはチェックアウトするためのダイアログを使用する場合、グローバルエレメントが変更されている場合でも、そのチェックインまたはチェックアウトにグローバルエレメントに対する変更が含まれることはありません。