USER MANUALS


Data Catalog のメタデータのインポートとエクスポート

Data Catalog の構成およびメタデータ (カテゴリ、タグ、保存されたクエリなど) を zip ファイルにパックされた JSON ファイルのコレクションとしてエクスポートおよびインポートできます。

注釈

Data Catalog のメタデータのエクスポートやインポートを行うには、 Import / Export 権限を持つユーザーアカウントとして接続する必要があります。

メタデータのエクスポート

メタデータをエクスポートするには、[管理] > [インポート/エクスポート] > [エクスポート] に移動し、[エクスポート] ダイアログを表示します。

Dialog to export Data Catalog's metadata

Data Catalog のメタデータのエクスポートを行うダイアログ

デフォルトでは、Data Catalog に登録された Virtual DataPort サーバーと、以下に示すカタログメタデータをすべてエクスポートします。

  • データベース

  • ビュー

  • Web サービス

  • カテゴリ

  • タグ

  • カスタムプロパティ

  • 保存されたクエリ

  • 使用状況統計

  • 承認、警告、廃止

対応する以下のオプションをチェックすることで、エクスポートの追加設定を選択できます。

  • コンテンツ検索設定

  • パーソナライズ設定

  • Kerberos 設定

  • 権限設定

  • Recommendations data about views and web services

  • Recommendations data about filters and derived fields

  • Requests data

  • Email settings

  • LLM configuration and Denodo Assistant settings

注釈

[権限設定] には、ロールに関する情報が含まれます。[Email settings] はロールに依存するため、[Email settings] をエクスポートするには [権限設定] もエクスポートする必要があります。

Data Catalog では、デフォルトでインストールに格納されている一意の暗号化キーを使用してエクスポートファイル内の機密データを暗号化します。このように構成がインストール環境固有で一意であるため、他の環境でのエクスポートとインポートにカスタムキーが使用されている場合や、両方のインストール環境が同じ暗号化キーで構成されている場合を除き、メタデータのエクスポート内の機密データは、インストール環境間で互換性はありません。configure_datacatalog_export_key スクリプトで、機密データの暗号化に使用するエクスポートキーを変更することもできます。このようにして、同じエクスポートキーを構成した Data Catalog のみがメタデータをインポートできるようになります。また次の手順によって、特定のエクスポートファイルにカスタムエクスポートキーを指定することも可能です。

  1. [機密データの暗号化にカスタムパスワードを使用] オプションを有効化します。

  2. [カスタムパスワード] フィールドにカスタムエクスポートキーを入力します。

  3. [カスタムパスワード (確認)] フィールドにカスタムエクスポートキーを再度入力します。

このエクスポートファイルをインポートする際には、カスタムエクスポートキーを指定する必要があります。そうでない場合、インポートに失敗します。

メタデータのインポート

メタデータをインポートするには、[管理] > [インポート/エクスポート] > [インポート] に移動し、[インポート] ダイアログを表示します。

Dialog to import Data Catalog's metadata

Data Catalog のメタデータのインポートを行うダイアログ

このダイアログで、エクスポート済みのメタデータファイルをドラッグ & ドロップするか、ドロップ領域をクリックしてファイル選択画面を表示し、ファイルを選択してください。すでに Data Catalog になんらかのメタデータが含まれる場合、[既存のメタデータのオーバーライド] オプションをチェックすることで、既存のメタデータを無効にすることができます。

カスタムエクスポートキーを使用してエクスポートしたファイルの場合は、次の手順に従って実施してください。

  1. [機密データの暗号化にカスタムパスワードを使用] オプションを有効化します。

  2. [カスタムパスワード] フィールドにカスタムエクスポートキーを入力します。

以下の点を考慮してください。

  • Kerberos 設定またはレコメンデーション設定をインポートする場合、[既存のメタデータのオーバーライド] オプションをチェックする必要があります。

  • デフォルトでは、権限設定をインポートすると、エクスポートファイルの権限と Data Catalog の権限がマージされます。[既存のメタデータのオーバーライド] オプションをチェックした場合も権限設定はマージされますが、エクスポートファイルと Data Catalog の両方に存在するロールについてはマージされず置き換えられます。

[Metadata Search] 設定はインポートされません 。この設定をインポートすると、望ましくない構成になる可能性があるためです。 メタデータのインポート後、必要に応じて インデックス内でのメタデータ検索 の構成を追加する必要があります。

注釈

または、次の方法でも Data Catalog のメタデータのエクスポートとインポートを行うことができます。機能は前述のものと同じです。

  • <DENODO_HOME>/tools/data-catalog にある import スクリプトと export スクリプトを使用する方法。

  • Data Catalog の REST API を使用する方法。

これらの方法は、環境間での (たとえば、テスト環境から本番環境への) カテゴリとタグの昇格を自動化する際に役立ちます。

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