データベース設定スクリプトの変更¶
Data Catalog のメタデータの変更には、 change_database_settings
スクリプトを使用できます。このスクリプトは <DENODO_HOME>/tools/data-catalog
フォルダにあります。
使用法
change_database_settings [-?] -a <adapter name> -d <driver class name> -uri <connection URI to database>
[-e <path to drivers files>]
[-i]
[-kcred <kerberos credentials cache file>]
[-krb]
[-ktab <path to keytab file>]
[-p <password or kerberos password>]
[-pi <initial size connections in pool>]
[-pma <max active connections in pool>]
[-q <query to check if the connection is alive>]
[-tout <milliseconds to wait for a connection>]
[-u <username or kerberos username>]
パラメータ名 |
説明 |
---|---|
-? --help |
このヘルプを表示します。 例: |
-a --adapter <adapter-name> |
データベースコネクションで使用するアダプター(例: derby、mysql、mysql8、oracle_12c、postgresql、sqlserver、auroramysql、aurorapostgre、azuresqlserver) 注: Oracle 12c 以降のデータベースの場合は値 oracle_12c を使用します。 例: |
-d --driver <driver-classname> |
使用する JDBC ドライバーの Java クラスの名前。 例: |
-e --external-driver <driver-classpath> |
<DENODO_HOME>/lib/data_catalog_extensions フォルダにコピーされるドライバーファイルへのパス。 このオプションは、ソースフォルダから JAR ファイルをコピーする前に、<DENODO_HOME>/lib/data_catalog_extensions フォルダにあるすべての JAR ファイルを削除します。 ソースパスがディレクトリである場合、そのフォルダ内のすべての JAR ファイルがコピーされます。 例: |
-i --interactive-mode |
パスワードを bash 履歴に保存するのを回避するためのインタラクティブモード 例: |
-kcred --kerberos-credentials-cache-file |
Windows ユーザーを用いた Kerberos 認証: Kerberos によるシングルサインオン (SSO) を用いて、サーバーを起動したユーザーのパススルー認証を行います (ユーザー名とパスワードは不要)。 例: |
-krb --kerberos |
パラメータを用いて Kerberos 認証を行います(デフォルト: false)。 例: |
-ktab --keytab |
ユーザー名 (この場合、サービスプリンシパル名: SPN) と keytab ファイルを用いて Kerberos 認証を行います (パスワードは不要)。 例: |
-p --password |
データベースパスワードまたは Kerberos パスワード (先頭に 「encrypted:」を付加することで暗号化されたパスワードを入力)。 例: |
-pi --initial-size |
Data Catalog がプールに維持しようとするアイドルコネクションの最小数です(デフォルト: 3)。 例: |
-pma --max-active |
データベースとの間に存在できる接続の最大数です。この値には、アイドル状態の接続と使用中の接続の両方が含まれます(デフォルト: 10)。 例: |
-q --ping-query |
プールからコネクションを使用する直前にコネクションが有効であることを確認する目的で実行されるクエリです。 例: |
-tout --connection-timeout |
Data Catalog がプールからのコネクションを待つ最大時間 (ミリ秒単位) です。 例: |
-u --user |
データベースユーザー名または Kerberos ユーザー名です。 例: |
-uri --database-uri |
データベースへの接続 URL。 例: |
例:
MySQL データベースで外部メタデータデータベースを構成します。
change_database_settings -a mysql
-d com.mysql.jdbc.Driver
-pi 50
-pma 100
-tout 100000
-u denodoUser
-uri jdbc:mysql://localhost:1234/database?useUnicode=yes
-e /path_to_drivers/mysql
-p encrypted:passwordEncrypted
この例では、パラメータ -e
を使用して、MySQL ドライバーが存在する Denodo 外部の場所を指定しています。スクリプトは指定された場所からドライバーを <DENODO_HOME>/lib/data_catalog_extensions
にコピーし、Data Catalog の起動時にサーバーがドライバーを読み込めるようにします。なお、 -e
パラメータの値はファイルでもディレクトリでも構いません。このケースでは、そのディレクトリに存在するすべてのファイルがコピー先フォルダにコピーされます。このオプションは、 <DENODO_HOME>/lib/data_catalog_extensions
フォルダにあるすべての JAR ファイルを削除します。
加えて、パスワード (パラメータ -p
) が暗号化されています。このパスワードを暗号化するために、スクリプト <DENODO_HOME>/bin/encrypt_password
を実行して、MySQL におけるこのユーザーアカウントのパスワードを入力します。-p
の引数は、 encrypted:
の後ろに、このスクリプトの結果を追加したものです。
例:
インタラクティブモードを使用して、MySQL データベースで外部メタデータデータベースを構成します。
change_database_settings -a mysql
-d com.mysql.jdbc.Driver
-u denodoUser
-uri jdbc:mysql://localhost:1234/database?useUnicode=yes
-e /path_to_drivers/mysql
-i
この例では、パラメータ -i
でインタラクティブモードを有効にします。このモードで、ユーザーに対するパスワードまたは Kerberos パスワードをリクエストします。