マップの定義¶
マップは、キーと値のペアのリストを表します。マップタイプには次に示すものがあります。
simple
。このマップタイプは、関数MAP
(付録「 MAP 」を参照) およびREPLACEMAP
(付録「 REPLACEMAP 」を参照) で使用できます。i18n
。このマップタイプは、特定の場所を参照するロケール構成を表します。ロケール構成ファイルで設定されるパラメータの例としては、10 進数で使用される記号や、日付フォーマットなどがあります。Virtual DataPort には、最も一般的なロケール構成用の i18n マップが含まれます。このマップは置き換えたり削除したりすることはできませんが、新しい i18n マップを作成することはできます。
Virtual DataPort の国際化機能の詳細については、「 ロケール 」のセクションを参照してください。
マップを作成するには、 CREATE MAP
ステートメントを使用します。マップタイプ (I18N
または SIMPLE
)、マップ名、マップを構成するキーと値のペアのリストを指定する必要があります。
CREATE MAP { I18N | SIMPLE } <name:identifier>
( [<name:literal> = <value:literal>]+ ) )
次の例では、 simple マップ currency_codes
を作成します。このマップは、ISO 4217 通貨コードの一部を通貨名にマッピングします。
CREATE MAP SIMPLE currency_codes (
'AED' = 'United Arab Emirates dirham'
'AFN' = 'Afghan afghani'
'ALL' = 'Albanian lek'
'AMD' = 'Armenian dram'
'ANG' = 'Netherlands Antillean guilder'
'AOA' = 'Angolan kwanza'
'ARS' = 'Argentine peso'
'AUD' = 'Australian dollar'
'AWG' = 'Aruban florin'
'AZN' = 'Azerbaijani manat '
'BAM' = 'Bosnia and Herzegovina'
);
Virtual DataPort は、ユーザーが作成したカスタムマップとそれらのマップを使用するビューとの間に依存関係を確立します。
ユーザーが他のビューと依存関係を持つマップを削除しようとするときに、ステートメントの最後に CASCADE
句を指定しないと、ステートメントは失敗します。この句が追加されると、サーバーは、カスタムマップ および このマップと依存関係を持つエレメントを削除します。