FROM 句¶
データ抽出元のビューは FROM
句を使用して指定します。FROM 句には、データの抽出元のリレーションの名前を記述します。ここではリレーションの別名を指定できます。別名は SELECT
ステートメントの他の句で使用でき、これによって結合条件の作成が容易になります。 FROM
句でリレーションに別名を指定した場合、そのリレーションの名前を、 SELECT
ステートメントの残りの部分で、同じフィールドの接頭辞として使用しないようにします。この場合は、指定した別名を必ず使用します。
FROM
句のサブクエリを使用できます。サブクエリは括弧で囲む必要があります。
例 以下のステートメントでは、 internet_inc
ビューと phone_inc
ビューの間で UNION
操作を実行するサブクエリが使用されています。
SELECT *
FROM (
SELECT *
FROM internet_inc
UNION
SELECT *
FROM phone_inc
)
WHERE taxid = 'B78596011'
複数のリレーションを FROM
句に記述し、そのリレーションを JOIN
句から分離していない場合は外積が実行されます。次のサブセクションでは、使用可能なさまざまな結合操作について説明します。
FROM
句には、Denodo のストアドプロシージャの呼び出しを記述することもできます。この場合、プロシージャの呼び出しによって返される結果は、ビューのタプルのように処理されます。詳細については、「 ストアドプロシージャ 」を参照してください。
注釈
Virtual DataPort では、 FROM
句を使用せずに SELECT
ステートメントを実行できます。たとえば、SELECT 2+2
とします。