USER MANUALS

GET_DATABASES

説明

ストアドプロシージャ GET_DATABASES は、データベースに関する情報を返します。各行は、1 つのデータベースを表します。

構文

GET_DATABASES (
   input_db_name : text
)
  • パラメータが渡されない場合、このプロシージャは、実行者ユーザーがアクセス権を持つサーバーのすべてのデータベースに関する情報を返します。

  • パラメータ input_db_name が渡された場合、このプロシージャは、指定されたデータベースに関する情報のみを返します。

このプロシージャは、以下のフィールドを返します。

  • db_name: データベースの名前。

  • description: データベースの説明。

  • charset_default: 指定できる値は以下のとおりです。

    • true: データベースの文字セットが デフォルト に設定されている場合

    • false: それ以外の場合

  • charset: 指定できる値は以下のとおりです。

    • restricted: データベースの文字セットが Restricted に設定されている場合 (大文字と小文字は区別されない)

    • unicode: データベースの文字セットが Restricted に設定されている場合 (大文字と小文字は区別される)

  • cost_optimization_default: 指定できる値は以下のとおりです。

    • true: データベースで クエリのコストベースの自動最適化 設定が デフォルト に設定されている場合

    • false: それ以外の場合

  • cost_optimization: 指定できる値は以下のとおりです。

    • on: データベースでクエリのコストベースの自動最適化が有効な場合

    • off: データベースでクエリのコストベースの自動最適化が無効な場合

  • query_simplification_default: 指定できる値は以下のとおりです。

    • true: データベースで クエリの自動簡素化 設定が デフォルト に設定されている場合

    • false: それ以外の場合

  • query_simplification: 指定できる値は以下のとおりです。

    • on:データベースでクエリの自動簡素化が有効な場合

    • off:データベースでクエリの自動簡素化が無効な場合

  • summary_rewrite_default: 指定できる値は以下のとおりです。

    • true: データベースで クエリアクセラレーション用のサマリの使用 設定が デフォルト に設定されている場合

    • false: それ以外の場合

  • summary_rewrite: 指定できる値は以下のとおりです。

    • on:データベースでクエリアクセラレーション用のサマリの使用が有効な場合

    • off:データベースでクエリアクセラレーション用のサマリの使用が無効な場合

  • vcs: 指定できる値は以下のとおりです。

    • unversioned: データベースでバージョン管理が無効な場合

    • <vcs system name>: バージョン管理が有効な場合にデータベースで使用されているバージョン管理システムの名前

  • authentication: 指定できる値は以下のとおりです。

    • local: データベース認証が グローバル認証設定 である場合

    • ldap: データベース認証が カスタム (LDAP を使用) の場合

  • odbc_authentication: 指定できる値は以下のとおりです。

    • normal: データベースの ODBC 認証が構成されていない場合

    • kerberos: Kerberos を使用してデータベースの ODBC 認証が構成されている場合

  • cache_default: 指定できる値は以下のとおりです。

    • true: データベースのキャッシュ構成が デフォルト に設定されている場合

    • false: それ以外の場合

  • cache: 指定できる値は以下のとおりです。

    • on:データベースでキャッシュが有効な場合

    • off:データベースでキャッシュが無効な場合

  • memory_config_default: 指定できる値は以下のとおりです。

    • true: データベースのメモリ使用構成が デフォルト に設定されている場合

    • false: それ以外の場合

  • check_view_restrictions_default: 指定できる値は以下のとおりです。

    • true: データベースのビューの制限の確認の構成がサーバーのデフォルトから変更されていない場合

    • false: それ以外の場合

  • check_view_restrictions: 指定できる値は以下のとおりです。

    • always: ビューの制限を常に確認するようにデータベースが構成されている場合

    • direct_queries_only: データベースに対して直接クエリが実行されている場合のみビューの制限を確認するようにデータベースが構成されている場合

データベース構成でプロパティの デフォルト値 でデータベースが構成されている場合のみ、 charset_defaultcost_optimization_defaultquery_simplification_defaultsummary_rewrite_defaultmemory_config_default 、および check_view_restrictions_default の値は true です。デフォルトサーバー構成の値がデータベース構成と同じだとしても、他の値の場合はプロシージャが false を返します。

必要な権限

このプロシージャの出力は、それを実行するユーザーに付与されている権限によって異なります。ユーザーが管理者ユーザーではない場合、プロシージャは、ユーザーが (少なくとも) Connect 権限を持っているデータベースに関する情報のみを返します。

  • ユーザーがデータベースに対する管理者権限を持っている場合、プロシージャは、前のセクションで指定されているすべての情報を返します。

  • ユーザーがデータベースに対する Connect 権限のみを持っている場合、プロシージャは、 db_namedescription を除くすべてのフィールドを null に設定して返します。

例 1

SELECT *
FROM GET_DATABASES();

呼び出したユーザーがアクセスできるデータベース 1 つにつき 1 行を返します。

例 2

SELECT *
FROM GET_DATABASES()
WHERE input_db_name = 'employees';

データベース「employees」のデータを設定した 1 行を返します。

例 3

SELECT db_name
FROM GET_DATABASES()
WHERE cost_optimization = 'on';

クエリのコストの自動最適化が有効なデータベースを返します。

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