WEBCONTAINER_ELEMENT_STATUS¶
説明
ストアドプロシージャ WEBCONTAINER_ELEMENT_STATUS
は、すべての Virtual DataPort データベースの Web サービス (SOAP および REST) に関する情報を返します。データベース、Web サービスのタイプ、サービスの名前でフィルタしたり、デプロイされているサービスのみを参照したりすることができます。
構文
WEBCONTAINER_ELEMENT_STATUS (
input_database_name : text
, <input_service>
, <input_service_type>
, input_service_name : text
, input_description : text
, input_modified : boolean
, input_deployed : boolean
)
<input_service> ::=
'webservice'
<input_service_type> ::=
'REST'
| 'SOAP'
| 'SOAP/REST'
すべてのパラメータはオプションです 。パラメータが null
の場合、このプロシージャはそのパラメータでフィルタしません。
input_database_name
: Web サービスの検索対象データベースの名前。null
の場合、すべてのデータベースでサービスを検索します。input_service
: 検索するサービスのタイプ。値の大文字と小文字は区別されません。Web サービスを検索するには、
"webservice"
と入力します。両方検索するには、
null
と入力します。
input_service_type
: 検索するサービスのタイプ。REST Web サービスを検索するには、
"REST"
と入力します。SOAP Web サービスを検索するには、
"SOAP"
と入力します。Virtual DataPort 4.7 以前からインポートした Web サービスを検索するには、
"SOAP/REST"
と入力します。
input_service_name
: 指定した場合、このプロシージャはこの値が名前に 含まれている サービスを返します。パラメータinput_database_name
がnull
の場合、このプロシージャは、現在接続しているデータベースだけではなく、すべてのデータベースのサービスのうちで、この名前と一致しているものを返します。input_description
: 指定した場合、このプロシージャは、この値が説明に 含まれている サービスを返します。input_modified
:true
の場合、デプロイされていて、デプロイ後に変更されたすべてのサービスを返します。false
の場合、デプロイされていて、その後変更されていないすべてのサービスを返します。input_deployed
:true
の場合、デプロイされているすべてのサービスを返します。false
の場合、デプロイされていないサービスを返します。
このプロシージャは、Web サービスごとに以下のフィールドで構成される 1 つの行を返します。
database_name
: Web サービスのデータベース。service
: サービスのタイプ。想定される値は以下のとおりです。webservice
service_type
: サービスのタイプ。想定される値は以下のとおりです。REST
: REST Web サービス。SOAP
: SOAP Web サービス。
service_name
: Web サービスの名前。ws_description
: 説明。deployed
: サービスが Denodo の Web コンテナーにデプロイされている場合はtrue
、そうでない場合はfalse
。modified
: サービスが Denodo の Web コンテナーにデプロイされてから変更されている場合はtrue
、そうでない場合はfalse
。ws_context
: サービスがデプロイされる Denodo Web コンテナー内のコンテキスト。サービスが Denodo の Web コンテナーにデプロイされていない場合はnull
です。ws_user
: サービスがサーバーに接続してクエリを実行するために使用するアカウント。サービスが Denodo の Web コンテナーにデプロイされていない場合はnull
です。
必要な権限
このプロシージャは、ユーザーが管理者であるデータベースに属している Web サービスに関する情報のみを返します。その意味は以下のとおりです。
ユーザーが管理者の場合、このプロシージャはすべての Web サービスに関する情報を返します。
このプロシージャは、ユーザーがローカル管理者であるデータベースの Web サービスに関する情報を返します。
このプロシージャは、「権限エラー」を返しません。たとえば、以下の例を考えてみます。
ユーザーがすべてのデータベースの Web サービスに関する情報をリクエストします。
サーバーには、
admin
とtesting
という 2 つのデータベースがあります。このユーザーは
testing
データベースのみのローカル管理者であり、admin
データベースの管理者ではありません。
このシナリオでは、このプロシージャは testing
データベースの Web サービスに関する情報のみを返し、 admin
データベースの Web サービスに関する情報は返しません。
例
例 1
test
データベースのすべての REST Web サービスを取得する:
SELECT *
FROM WEBCONTAINER_ELEMENT_STATUS()
WHERE input_database_name = 'test'
AND input_service_type = 'REST'
例 2
デプロイされてから定義が変更されたすべてのデプロイ済み Web サービスを取得する:
SELECT *
FROM WEBCONTAINER_ELEMENT_STATUS()
WHERE input_deployed = true
AND input_modified = true;
この例では、デプロイされているサービスのみが変更済みとしてマークされるため、最後のパラメータ (deployed
) を true
に設定するのと null
に設定するのは同じことです。