データソースへの接続の準備

Denodo Platform をインストールした後、ソースへの接続を作成する前に、以下の要件を満たしていることを検証します。

データベースへの接続の準備

データを取得する各データベースについて、以下の手順を実行する必要があります。

  1. このデータベースに接続するための JDBC ドライバーが Denodo Platform に含まれているかどうかを確認します。

    『Virtual DataPort Administration Guide』の付録「 サポートされている JDBC データソース 」に、サポートされているデータベースとそのドライバーが含まれているかどうかがリストされています。

    ドライバーが含まれていない場合、それを取得した後で、管理ツールの Extensions management ウィザードを使用して、ドライバーの jar ファイルをアップロードします。手順の説明については、『Virtual DataPort Administration Guide』の「 JDBC ドライバーのインポート 」を参照してください。

  2. クエリを実行するテーブルとビューに対して少なくとも読み取り権限を持つサービスアカウントを取得します。このユーザーアカウントは、少なくともそれらの要素を Virtual DataPort にインポートする際に使用されます。

  3. このデータベースが データ移動 のターゲットになる場合、このアカウントには、テーブルを作成および削除し、それらのテーブルに対して INSERTUPDATE 、および DELETE の各ステートメントを実行する権限も必要です。

キャッシュデータベース

Virtual DataPort には、データソースから取得したデータのコピーを JDBC データベースに保存できる キャッシュエンジン が含まれています。その主な目的は、クエリのパフォーマンスを向上させることです。

Denodo のキャッシュエンジン専用のカタログまたはスキーマをデータベースに作成することをお勧めします。キャッシュエンジンは、多数のテーブル (キャッシュが有効な Denodo の各ビューに 1 つずつ) を作成します。したがって、これらのテーブルは、そのデータベースの他の要素から分離しておくと便利です。

この新しいカタログまたはスキーマは、以下のオプションを使用して作成する必要があります。

  • マルチバイト文字のサポート (例 : UTF-8)。これにより、マルチバイト文字 (例 : 日本語の文字) を含むデータを保存できるようになります。また、名前やフィールドにマルチバイト文字を含むビューのキャッシュを有効化することもできます。

  • バイナリ照合順序 。データベース管理システムでは、 照合順序 は、データベースが文字列を比較および並べ替える方法を指定します。照合順序の主な効果の 1 つは、ORDER BY で文字列型の列を指定しているクエリの結果の順序です。たとえば、照合によって、大文字と小文字を区別するかどうか、アクセントを区別するかどうか (例 : 「A」と「Á」を同じものとして扱うか) などが決まります。

    バイナリ照合順序を使用すると、データは、文字列の各バイトの数値に従って並べられます。

重要

このカタログ/スキーマの照合順序がバイナリであることを、このデータベースの管理者に確認してください。

Virtual DataPort の実行エンジンは、データがバイナリ照合順序のルールに従って並べ替えられることを想定しています。照合順序がバイナリではない場合、キャッシュデータベースから取得したデータと他のデータベースから取得したデータの JOIN 操作を実行するクエリは、間違った結果を返す可能性があります。

Denodo がこのデータベースに接続するために使用するユーザーアカウントに、以下の権限を付与します。

  • このスキーマでテーブルを作成および削除する権限

  • これらのテーブルに対して SELECTINSERTUPDATE 、および DELETE の各ステートメントを実行する権限


キャッシュエンジンを初めて有効にする場合、キャッシュデータを保存するデフォルトデータベースは、Denodo に組み込まれている Apache Derby データベースです。

重要

この組み込みの Apache Derby データベースを使用することは推奨されません。このデータベースは、キャッシュエンジンと小規模なプロジェクトの実行という事例を見せるために提供されています。代わりに、特に本番環境では、外部データベースを使用してください。

キャッシュモジュールの動作の詳細および Virtual DataPort がキャッシュデータの保存に使用できるデータベースのリストについては、『Virtual DataPort Administration Guide』の「 Cache Module 」を参照してください。

SAP で BAPI データソースを使用する権限の付与

BAPI が実行されている SAP にクエリする (すなわち BAPI データソースを作成する) 場合、権限オブジェクト S_RFC を使用して、Virtual DataPort が SAP に接続するために使用するユーザーアカウントに、以下の関数へのアクセス権限を付与する必要があります。

  • RFCPING

  • RFC_GET_FUNCTION_INTERFACE

  • DDIF_FIELDINFO_GET

  • SYSTEM_RESET_RFC_SERVER (ベースビューの BAPI を実行した後に実行)

さらに、作成した各 BAPI ベースビューによって呼び出される BAPI へのアクセス権限を付与します。

SAP BW で多次元データソースを使用する権限の付与

通常、SAP システムは、ユーザーが呼び出し可能な関数を制限するように構成されています。

SAP BW にクエリする (すなわち多次元データソースを作成する) 場合、権限オブジェクト S_RFC を使用して、Virtual DataPort が SAP BW に接続するために使用するユーザーアカウントに、以下の関数へのアクセス権限を付与する必要があります。

  • RFCPING

  • RFC_GET_FUNCTION_INTERFACE

  • DDIF_FIELDINFO_GET

  • SYSTEM_RESET_RFC

  • SYSTEM_RESET_RFC_SERVER

  • RFC_METADATA_GET

  • SAPJCO30 (SAP JCo 3.0.x コネクターを使用して接続する場合)

  • SAPJCO31 (SAP JCo 3.1.x コネクターを使用して接続する場合 - 推奨オプション)

Virtual DataPort は、イントロスペクションの際 (データソースを開いて SAP BW キューブをリストする際)、以下の BAPI を呼び出します。

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_CUBES

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_VARIABLES

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_MEASURES

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_DIMENSIONS

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_LEVELS

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_PROPERTIES

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_HIERARCHYS

  • RSOBJS_GET_NODES

  • RSOBJS_GET_NODES_X

「SAP BW 3.x (BAPI)」アダプターを使用して多次元データソースを含むビューに対してクエリを実行する際には、以下の BAPI を呼び出します。

  • BAPI_MDDATASET_CREATE_OBJECT

  • BAPI_MDDATASET_GET_AXIS_INFO

  • BAPI_MDDATASET_GET_AXIS_DATA

  • BAPI_MDDATASET_GET_CELL_DATA

  • BAPI_MDDATASET_SELECT_DATA

  • BAPI_MDDATASET_DELETE_OBJECT

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_MEMBERS

「SAP BI 7.x (BAPI)」アダプターを使用して多次元データソースを含むビューに対してクエリを実行する際には、以下の BAPI を呼び出します。

  • RSR_MDX_CREATE_OBJECT

  • RSR_MDX_GET_AXIS_INFO

  • RSR_MDX_GET_AXIS_DATA

  • RSR_MDX_GET_CELL_DATA

  • BAPI_MDDATASET_SELECT_DATA

  • BAPI_MDDATASET_DELETE_OBJECT

  • BAPI_MDPROVIDER_GET_MEMBERS