USER MANUALS

ハードウェア要件

Denodo Platform をインストールするサーバーが以下のハードウェア要件を満たしていることを確認します。

Denodo Platform および Virtual DataPort のハードウェア要件

プロセッサー

単純なシナリオの場合 : Intel Xeon クワッドコアまたは同等のプロセッサー

高負荷シナリオまたは複雑な計算を使用する場合 : 8 コア以上

サポートされるアーキテクチャは x86-64 です。

物理メモリ (RAM)

Virtual DataPort が最大 8 ギガバイトのランタイムヒープ領域を割り当てられるように 16 ギガバイトのメモリが必要です。残りのメモリは、Denodo Platform の他のコンポーネントとオペレーティングシステム用に必要になります。

ディスク領域

最小 : 5 ギガバイトの空き領域

推奨 : 10 ギガバイトの空き領域

Denodo がソースにプッシュダウンできない極めて複雑なクエリを実行するシナリオでの推奨 : 100 ギガバイトの空き領域

後述の「 Disk Space Requirements of the Denodo Platform 」を参照してください。

高可用性構成では、外部のロードバランサーが必要です。

その他のコンポーネント (Scheduler や Data Catalog など) のハードウェア要件

プロセッサー

2 コア

物理メモリ (RAM)

8 ギガバイト

ディスク領域

最小 : 5 ギガバイトの空き領域

推奨 : 10 ギガバイトの空き領域

Denodo Platform は、物理マシンと同等のリソースが永続的に割り当てられる場合に限り、特性の似た仮想マシンにインストールできます。

メモリのオーバーコミット を避けることが極めて重要です。つまり、仮想マシンに割り当てるメモリ容量は、物理メモリがサポートする容量である必要があります。十分な物理メモリがないと、ホストオペレーティングシステムは仮想マシンの一部をディスクにスワップしなければなりません。この場合、Denodo Platform のパフォーマンスが著しく低下します。

メモリサイズの設定に関するアドバイスについては、 Denodo Support Team までお問い合わせください。

Denodo Platform のディスク領域の要件

必要な空きディスク容量は、Denodo Platform の使用方法によって異なります。

  • Denodo Platform の完全インストール (ITPilot、Scheduler、および Virtual DataPort の全モジュールのインストール) には 2.5 ギガバイトが必要です。

  • Denodo Platform の各モジュールのメタデータ (たとえば、データソース、ビュー、Web サービス、Scheduler ジョブなどに関する情報) は、ローカルに保存され、通常、数百メガバイトを超えることはありません。

  • 更新プログラムに使用する領域 : Denodo は、更新対象のライブラリのバックアップコピーを維持します。各更新プログラムには最大で 300 メガバイトが必要です。各メジャーバージョンでリリースされる更新プログラムの件数を考えると、バックアップコピーは最終的に約 5 ギガバイトを使用します。

  • データスワップに使用する領域 : メモリオーバーフローを避けるため、Virtual DataPort は、クエリの中間結果がメモリに収まらない場合、それらの結果をディスクにスワップします。

    通常、処理のほとんどはソースにプッシュダウンされるため、Virtual DataPort が処理する行は少なく、スワップは必要ありません。しかし、数十億行を処理する極めて複雑なクエリの場合、メモリオーバーフローを防ぐために、データの一部がディスクにスワップされます。このような理由から、複雑なシナリオの場合は 100 ギガバイトの空きディスク領域を推奨しています。

    『Virtual DataPort Administration Guide』の「 Memory Management 」のセクションでは、Virtual DataPort がどのような場合に中間結果をディスクにスワップするのかを説明しています。

Amazon AWS で Denodo Platform を実行する場合の推奨事項

Denodo Platform を実行する場合に推奨される Amazon AWS のインスタンスタイプは、下表を参照してください。

Virtual DataPort の推奨インスタンスタイプ

推奨インスタンスタイプ

M タイプの 汎用 インスタンス

推奨ディスク領域

30 ギガバイト

最小 : 5 ギガバイトの空き領域

推奨 : 10 ギガバイトの空き領域

Denodo がソースにプッシュダウンできない極めて複雑なクエリを実行するシナリオでの推奨 : 100 ギガバイトの空き領域

前述の「 Disk Space Requirements of the Denodo Platform 」を参照してください。

Virtual Data Port 本番サーバーの推奨最小要件

4 つの仮想 CPU と 16 GB RAM

極めて複雑なシナリオにおける Virtual DataPort サーバーの推奨要件

16 の仮想 CPU と 64 GB RAM

Denodo で極めて複雑なクエリを実行するシナリオでは、これらのインスタンスを使用することで、処理能力が劣る他のインスタンスよりも大幅にパフォーマンスが向上します。さらに強力なインスタンス (例 : m4.10xlargem5.10xlarge ) を使用すると、ワークロードによっては利点がありますが、通常、パフォーマンスは大きくは向上しません。

その他のコンポーネント (Scheduler や Data Catalog など) の推奨要件

その他のサーバー (Scheduler や Data Catalog など) の推奨最小要件

2 つの仮想 CPU と 8 GB RAM*

Microsoft Azure で Denodo Platform を実行する場合の推奨事項

Microsoft Azure Marketplace の Denodo page にある [ プランと価格 ] タブには、Denodo Platform を実行する場合に推奨するインスタンスタイプの一覧が掲載されています。

Docker での Denodo Platform の実行

Denodo Platform は Docker 上で実行できます。

Denodo は Docker のイメージを配布しており、 Denodo Support Portal からダウンロードできます。このイメージの起動および使用の方法については、『 Denodo Platform Container Quick Start Guide 』で説明しています。

Virtual DataPort Administration Tool の要件

Windows または Linux が動作する最新のコンピュータであれば、Virtual DataPort Administration Tool を実行できます。

Virtual DataPort Administration Tool の推奨要件

プロセッサー

クワッドコアプロセッサー

物理メモリ (RAM)

8 ギガバイト

ディスク領域

1.5 ギガバイトの空き領域

オペレーティングシステム

Supported Platforms のセクションに記載された任意の OS

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