USER MANUALS

Denodo 9.3 の新機能

ここでは、Denodo Platform と Solution Manager の更新プログラム 9.3 の主な機能強化を紹介します。また、今回の更新に含まれる機能強化について説明した以下のビデオも公開しています。

機能強化とバグ修正の完全なリストについては、 サポートサイト 内にあるリリースノートを参照してください。

Virtual DataPort

  • Denodo Assistant は、人工知能を利用して仮想モデルの作成や使用を容易にする Denodo Platform の各種機能を 1 つにまとめたものです。今回の更新では、以下の複数の機能が追加されました。

    • VQL シェルで、ユーザーが自然言語でクエリを入力できるようになりました。クエリを入力すると、Assistant が適切な SQL クエリを自動的に生成して実行します。

    • ビューを編集するウィザードで、ビューとその列に割り当てるタグが Denodo Assistant によって提案されるようになりました。

Virtual DataPort - データソース

  • 新しい JDBC アダプター:

    • Amazon RDS for MySQL、Oracle、PostgreSQL、および SQL Server (データソースおよびキャッシュデータベースとして)

    • ClickHouse (データソースおよびキャッシュデータベースとして)

    • Oracle および PostgreSQL 用モードの KingbaseES

    • SQL Anywhere ドライバーを使用する Sybase IQ / SAP IQ。既存の Sybase IQ / SAP IQ アダプターは jConnect を使用します。

Virtual DataPort - 実行エンジン

  • Virtual DataPort で、 HAVING 句にサブクエリが含まれるクエリを実行できるようになりました。

  • パフォーマンスの複数の改良。たとえば、コストオプティマイザーでは、WHERE 句内のサブクエリから返される行の数がより適切に予測されるようになりました。

Virtual DataPort - マテリアライゼーションエンジン

  • Sybase IQ アダプターと Sybase Adaptive Server Enterprise (ASE) アダプターを、Sybase の 一括読み込み API を使用してデータを読み込むように構成できるようになりました。

  • キャッシュエンジンで以下のデータベースがサポートされました。

    • Huawei GaussDB

    • ClickHouse

    • Oracle および PostgreSQL 用モードの KingbaseES

    キャッシュエンジンでサポートされているデータベースの完全なリスト

  • タイプが「Full」の「マテリアライゼーション」の複数の改良 (旧称「キャッシュ」):

    • ビューのスキーマが (たとえばフィールドを追加するために) 変更された場合の新機能:

      • Adapt schema: ビューの [Materialization] タブ > [Materialization Schema] で [Adapt schema] を選択すると、ビューのスキーマが次回変更された場合、マテリアライゼーションエンジンは、データがマテリアライズされるテーブルのスキーマを保持し、適宜調整します。これまでは、マテリアライズドデータは無効になり、ビューをもう一度マテリアライズしなければなりませんでした。

      • [Column cleanup] を有効化すると、ビューのフィールドが削除された場合にテーブルの列を削除できます。

    • データがマテリアライズされるテーブルの名前をカスタマイズできるようになりました。そのためには、ビューを開いて [OPTIONS] > [Materialization] に移動し、[Custom table name] を有効化します。

Virtual DataPort - Denodo によって公開される Web サービス

  • RESTful Web サービス (/denodo-restfulws) の新機能:

    • OpenAPI ドキュメントを公開できるようになりました。この機能は、ユーザーが作成する REST Web サービスではすでに利用できていましたが、「/denodo-restfulws」では利用可能ではありませんでした。

      この機能はデフォルトでは無効化されています。有効化する方法については、 こちらのページ を参照してください。

    • 次の認証方法のサポートが追加されました: OAuth および Kerberos。デフォルトでは、このサービスの認証方法は引き続き HTTP Basic with VDP です。新しい認証方法を有効化する方法については、 こちらのページ を参照してください。

Virtual DataPort - Design Studio

  • Design Studio と Data Marketplace の VQL シェルで、すべてのステートメントではなく、マウスカーソルがある場所の VQL ステートメントが実行されるようになりました。これにより、誤ってエディター内のすべてのステートメントが実行されることがなくなります。エディターのすべてのステートメントを実行するには、[Execute] > [Execute all] をクリックするか、 Ctrl+A を押してから Ctrl+Enter を押します。

Virtual DataPort - オペレーションとセキュリティ

  • ユーザーがアクセスできるパスを制限するために、[Role management] の新しい機能 [Edit allowed paths] を使用できるようになりました。この機能の方が FILE 権限よりも便利です。 FILE 権限は、すべてのデータベースでユーザー/ロールに付与する必要がありますが、[Edit allowed paths] は一度だけ設定するだけで良いためです。

  • 9.2 以前では、FILE 権限はデータベースの管理者には適用されていませんでした。今回の更新で、権限をデータベースの管理者にも適用する機能が追加されました (デフォルトでは無効)。この機能を有効化するには、[Server configuration] に移動し、 [Security] > [Privileges] に移動して、[Enforce FILE privilege restrictions for database administrators] をオンにします。

  • [HTTP Data route] を使用して、 資格情報をボールトから 取得するように JSON データソースを構成できるようになりました。

Data Marketplace

  • Data CatalogData Marketplace に名称変更されました。

  • グローバルアシスト付きクエリ 機能を追加しました。この機能を使用すると、ユーザーは 複数のビュー (1 つのビューだけではありません) を含むクエリを自然言語で入力して、ビューのコンテンツをクエリできます。この機能は AI で動作し、最も関連性の高いビューを自動的に識別して、ユーザーのニーズに基づき SQL クエリを生成します。

    この機能では、メタデータをベクトルデータベースに保存するので、類似度に基づくクエリと検索拡張生成 (RAG) のユースケースを実行できます。

  • ユーザーエクスペリエンス (UX) の多数の改良。一部を次に示します。

    • Denodo Assistant のホームページ、 [マイクエリ]、[My Notifications]、[LLM configuration wizard]、[External elements] などを改良しました。

    • 新しいテーマ: [Dark]、[High Contrast]、および [Bigger font size]。

Scheduler

  • Administration Tool に DAG ジョブ の新しい依存関係グラフを追加しました。このグラフにより、タスク間の関係を容易に視覚化して理解できます。

  • ジョブのページ、初期データソースのページ、およびジョブの抽出セクションの応答を向上させました。

Solution Manager

  • Solution Manager の監視機能ログの保持ポリシー を構成できるようになりました。つまり、所定の日数より古いログファイルを自動的に削除できます。

さまざまなモジュールに適用される機能強化

  • 更新プログラム 9.3 から、Denodo Platform ({<DENODO_HOME>/jre) に含まれる Java Runtime Environment (JRE) が更新プログラムによって新しいマイナーバージョンに置き換えられるようになりました。これは、JRE 自体のセキュリティ脆弱性に対処するためです。この処理の実行中に、以下のファイルは、変更されている場合に備えて保持されます。

    • <DENODO_HOME>/jre/lib/security/cacerts

    • <DENODO_HOME>/jre/conf/security/java.security

    更新プログラムを コマンドラインから インストールするコマンドが変更されました。

  • インストールに含まれる Denodo AI Software Development Kit (SDK) <https://www.denodo.com/en/solutions/by-capability/ai-software-development-kit> が最新バージョンに更新されました ({<DENODO_HOME>/samples/ai-sdk)。

  • Data Catalog、Design Studio、および Scheduler に以下のような新しいロケールオプションが追加されました。

    1. 管理者がこれらのアプリケーションの言語ファイルをブラウザーから配置できるようになりました。9.2 では、管理者は Denodo サービスを実行するコンピュータに言語ファイルを手動でコピーする必要がありました。方法については、「 Data Marketplace、Design Studio、Scheduler の言語 」のページを参照してください。

    2. デフォルトでは、アプリケーションのユーザーインターフェイスは、ユーザーの Web ブラウザーで設定されている言語で表示されます (9.2 ですでに利用可能)。9.3 では、ログイン後に、アプリケーションを表示する言語を (管理者が利用可能にしている言語の中から) 選択できます。

非推奨機能に関する情報

  • この更新プログラムのリリースより、 FILE 権限 を非推奨にしました。ユーザーがアクセスできるパスを制限するには、[Role management] の新しい機能 [Edit allowed paths] を使用してください。

  • データベースアダプター Sybase IQ / SAP IQ 16 (jConnect) は非推奨になったため、代わりのアダプターを使用する必要があります。SQL Anywhere ドライバーを使用するアダプターでは、このデータベースの 一括データ読み込み 機能を使用できます。これにより、このデータベースへのデータの挿入が大幅に高速化します。これは特に、大量の行を返すビューのデータをマテリアライズする場合に顕著です。

非推奨のすべての機能のリストは、「 Denodo Platform で廃止された機能 」を参照してください。

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