Denodo 7.0 からのアップグレード: 現在のインストール環境の設定とメタデータのエクスポート

ここでは、Solution Manager も含めた Denodo Platform 7.0 の各モジュールの設定とメタデータをエクスポートする手順について説明します。

注釈

Denodo 6.0 からアップグレードする場合、前のページ (「 Denodo 6.0 からのアップグレード: 現在のインストール環境からの設定とメタデータのエクスポート 」) を参照してください。

重要

アップグレードに進む前に、Denodo Platform 7.0 の最新の更新プログラムをインストールします。アップグレードでサポートされる構成は、最新の更新プログラムを適用したもののみです。 7.0 の最新でない更新プログラムからエクスポートする場合、設定とメタデータが Denodo Platform 8.0 でインポートできない形式になる場合があります。

現在のインストール環境に最新の更新プログラムをどうしてもインストールできない場合、以下の手順に従ってください。

  1. 現在のインストール環境のサーバーをすべて停止します。

  2. 現在のインストール環境のフォルダーのコピーを作ります。

  3. Denodo 7.0 の最新の更新プログラムをインストールします。

  4. このセクションで説明する手順を実施します。

  5. このインストール環境のフォルダーを削除し、ステップ 2 でコピーしたフォルダーを元の場所に戻します。

使用していないモジュールのメタデータと設定をエクスポートする必要はありません。

Virtual DataPort

Virtual DataPort のメタデータと設定をエクスポートするにあたって、2 つのファイルを取得します。

  1. メタデータファイル: データソース、ビュー、Web サービスなどの CREATE コマンドや、設定を変更するコマンドなどが含まれているファイルです。

  2. リソースファイル: Virtual DataPort の「リソース」が含まれているファイルです。具体的には、以下のようなリソースです。

    • データソースで使用される JDBC ドライバーのうち、Denodo Platform に同梱されていないもの。たとえば、Teradata データソースがある場合は Teradata ドライバーを必要としますが、この VQL ファイルに Teradata ドライバー自体が含まれるため、新しいインストール環境にコピーする必要はありません。

    • Administration Tool の [File] メニュー > [Extension management] を使用してインポートした DenodoConnect コンポーネントとその他の拡張機能。

    • keytab ファイルと krb5 ファイル (Kerberos を有効にした場合)。

    • SAP Java Connector (JcO)。このコネクターをインポートした場合、これもリソースファイルに含まれます。

    • 他の類似のリソース。

    このファイルには、上記のリソースが Base64 でエンコードされた状態で含まれています。

    以前のバージョンの Denodo にアップグレードする場合、Denodo に同梱されていないドライバーは、手動で新しいインストール環境にコピーする必要がありました。リソースファイルを生成することで、Denodo 8.0 にアップグレードするプロセスが簡単になります。

重要

このプロセスの間、一部の Denodo コンポーネントでは、構成プロパティ「com.denodo.exportMigrationCompatibility」を「true」に設定する必要があります (詳細については、 このページの最後 を参照)。このプロパティを設定しないと、取得したファイルに Denodo 8.0 との互換性がなくなる場合があります。Virtual DataPort では、一部の VQL コマンドは Virtual DataPort 8.0 で実行すると失敗します。

  1. Virtual DataPort 7.0 の Administration Tool を開いて、管理者アカウントでログインします。

  2. VQL シェルから以下のコマンドを実行します。

    SET 'com.denodo.exportMigrationCompatibility' = 'true';
    SET 'com.denodo.exportOnlyResourcesAndJars' = 'true';
    

    この変更を適用するために再起動する必要は ありません

  3. Denodo Platform 7.0 がインストールされているコンピュータに接続し、コマンドラインから以下のコマンドを実行します。

    • Windows の場合:

      cd <DENODO_HOME_7_0>
      cd bin
      export.bat --login <user name> --file resources_denodo.vql --server "localhost:9999" -P includeJars=yes -P includeScanners=yes -P includeCustomComponents=yes -P replaceExistingElements=yes
      
    • Linux の場合:

      cd <DENODO_HOME_7_0>
      cd bin
      ./export.sh --login <user name> --file resources_denodo.vql --server "localhost:9999" -P includeJars=yes -P includeScanners=yes -P includeCustomComponents=yes -P replaceExistingElements=yes
      

    上記のコマンドの <user name> を管理者ユーザーのユーザー名に置き換えてください。このコマンドを実行すると、パスワードが要求されます。

    このスクリプトを実行すると、リソースファイル (resources_denodo.vql) がフォルダー <DENODO_HOME/bin に生成されます。これを自分のコンピュータにコピーします。

  4. VQL シェルに戻って、以下を実行します。

    SET 'com.denodo.exportOnlyResourcesAndJars' = NULL;
    SET 'com.denodo.vdb.catalog.exportMigrationCompatibilityIncludeResources' = 'false';
    
  5. コマンドラインから以下のコマンドを実行します (パラメーター --file の値が、手順 3 とは異なることに注意)。

    • Windows の場合:

      cd <DENODO_HOME_7_0>
      cd bin
      export.bat --login <user name> --file metadata_denodo.vql --server "localhost:9999" -P cluster=yes -P includeJars=yes -P includeScanners=yes -P includeCustomComponents=yes -P includeStatistics=yes -P includeDeployments=yes -P replaceExistingElements=yes
      
    • Linux の場合:

      cd <DENODO_HOME_7_0>
      cd bin
      ./export.sh --login <user name> --file metadata_denodo.vql --server "localhost:9999" -P cluster=yes -P includeJars=yes -P includeScanners=yes -P includeCustomComponents=yes -P includeStatistics=yes -P includeDeployments=yes -P replaceExistingElements=yes
      

    このスクリプトを実行すると、メタデータファイル (metadata_denodo.vql) がフォルダー <DENODO_HOME/bin に生成されます。これを自分のコンピュータにコピーします。

  6. スクリプト「export」の実行後に次のメッセージが表示された場合、

    MIGRATION TO 8.0 - WARNINGS SUMMARY
    

    すぐ下に表示されたメッセージをコピーしてください。この情報は、アップグレードプロセスの次の手順で必要となります。

    この警告メッセージが 表示されなかった場合 、変更を加えることなく、この VQL ファイルを Virtual DataPort 8.0 にインポートできます。

  7. VQL シェルから以下のコマンドを実行します。

    SET 'com.denodo.exportMigrationCompatibility' = NULL;
    SET 'com.denodo.exportOnlyResourcesAndJars' = NULL;
    SET 'com.denodo.vdb.catalog.exportMigrationCompatibilityIncludeResources' = NULL;
    

Data Catalog

  1. ファイル <DENODO_HOME_7_0>/resources/apache-tomcat/webapps/denodo-data-catalog/WEB-INF/classes/ConfigurationParameters.properties を編集して、次の行を追加します。

    com.denodo.exportMigrationCompatibility=true
    
  2. Data Catalog を再起動します。

  3. Data Catalog 7.0 に管理者アカウントでログインし、すべてをエクスポートします。これを行うには、[Administration] メニュー > [Import/Export] > [Export] をクリックします。表示されたダイアログで、すべてのオプションを選択します。

  4. ファイル <DENODO_HOME_7_0>/resources/apache-tomcat/webapps/denodo-data-catalog/WEB-INF/classes/ConfigurationParameters.properties を編集して、次の行を削除します。

    com.denodo.exportMigrationCompatibility=true
    
  5. Data Catalog を再起動します。

Scheduler および Scheduler Index

  1. ファイル <DENODO_HOME_7_0>/conf/scheduler/ConfigurationParameters.properties を編集して、次の行を追加します。

    com.denodo.exportMigrationCompatibility=true
    
  2. ファイル <DENODO_HOME_7_0>/conf/arn-index/ConfigurationParameters.properties を編集して、次の行を追加します。

    com.denodo.exportMigrationCompatibility=true
    
  3. Scheduler と Scheduler Index を再起動します。

  4. Scheduler 7.0 に管理者アカウントでログインして、すべてをエクスポートします。これを行うには、[Configuration] > [Server configuration] に移動し、[Export] をクリックします。表示されたページで、次の操作を行います。

    1. すべてのプロジェクトを選択します。

    2. すべてのオプションを選択します。

  5. Denodo Platform 7.0 がインストールされているコンピュータに接続し、以下を実行します。

    • Windows の場合:

      cd <DENODO_HOME_7_0>
      cd tools\arn-index
      
      export.bat -h localhost -p 9000 -l <user name> -P <password> -f scheduler-index_upgrade.zip
      
    • Linux の場合:

      cd <DENODO_HOME_7_0>
      cd tools/arn-index
      
      ./export.sh -h localhost -p 9000 -l <user name> -P <password> -f scheduler-index_upgrade.zip
      

    このコマンドの <user name><password> を管理者ユーザーの資格情報に置き換えてください。

    このスクリプトを実行すると、ファイル scheduler-index_upgrade.zip (フォルダー <DENODO_HOME/tools/arn-index) が生成されます。このファイルには、Scheduler Index の構成とインデックスが入っています。このファイルを Denodo Platform 8.0 をインストールしたコンピュータにコピーします。

  6. Scheduler と Scheduler Index を停止します。

  7. 次の行を

    com.denodo.exportMigrationCompatibility=true
    

    以下のファイルから削除します。

    • <DENODO_HOME_7_0>/conf/scheduler/ConfigurationParameters.properties

    • <DENODO_HOME_7_0>/conf/arn-index/ConfigurationParameters.properties

  8. Scheduler と Scheduler Index を起動します。

ITPilot

  1. Wrapper Generation Tool 7.0 を開いて、ITPilot ラッパーをすべてエクスポートします。これを行うには、[File] メニュー > [Export] をクリックします。詳細については、『Generation Environment Guide』のページ「 Migrating Wrappers Between Generation Environments: Import and Export 」(英語) を参照してください。

Solution Manager

  1. Solution Manager に管理者アカウントでログインします。次に、左側でツリーを右クリックし、[Export] をクリックします。

  2. [Generate the export file to migrate to the Denodo 8.0] を選択し、[Ok] をクリックします。

Denodo 8.0 にインポートするファイルが取得されます。

Virtual DataPort のアップグレード用の構成プロパティ: 「exportMigrationCompatibility」および「exportOnlyResources」

Denodo の各コンポーネントの設定とメタデータをエクスポートするプロセスの間、プロパティ「exportMigrationCompatibility」を「true」に設定する必要があります。このプロパティが設定されないと、取得したファイルに Denodo 8.0 との互換性がなくなる場合があります。

プロパティ「exportMigrationCompatibility」が「true」である間、Virtual DataPort に関して次のことを考慮してください。

  • クエリの実行と、ビューの作成/変更/削除が可能です。

  • VQL ステートメントの生成を伴うタスクを実行しないでください。たとえば、Solution Manager のリビジョンを作成したり、いずれかのエレメントの VQL をエクスポートしたりするなどです。このプロパティが「true」であるときに生成された VQL ステートメントの一部は、バージョン 8.0 に対してのみ互換性があるためです。

  • Virtual DataPort のグローバル設定を変更しないでください。

  • データソースに変更を加えないでください。

Virtual DataPort のメタデータをエクスポートする過程で、管理者は以下も行ってください。

  1. プロパティ「com.denodo.vdb.catalog.exportOnlyResources」を「true」に設定します。

  2. スクリプト「export.bat/sh」を実行して、「リソースファイル」を取得します。

  3. さきほどのプロパティを「false」に設定します。

  4. スクリプト「export.bat/sh」を再度実行して、「メタデータファイル」を取得します。

メタデータファイルの修正が簡単になるように、2 つのファイル (リソースファイルとメタデータファイル) を生成することをお勧めします。一般に、Denodo 8.0 にメタデータファイルをインポートする前に、メタデータファイルを変更する必要はありません。ただし、変更が必要であっても、このファイルにリソースが含まれている場合、リソースのサイズが大きいことから、多くのテキストエディターでは開くことができません (リソースファイルに、インポートした DenodoConnect コンポーネントや JDBC ドライバーなどが含まれる場合を考えてください)。

基本的には、リソースとメタデータの両方が含まれる 1 つのファイルのみを作成して構いません。これを行うには、プロパティ「exportOnlyResources」を設定せずに、スクリプト「export」を 1 回だけ実行します。