新しいインストール環境に対するアップグレード後の作業

設定とメタデータを Denodo Platform 8.0 にインストールし終わったら、以下の手順に従ってください。

使用しないモジュールについては、アップグレード後の作業を省略してください。

Virtual DataPort

  1. VCS を有効にしたデータベースで、変更を新しいリポジトリにプッシュします。

  2. データソースごとに少なくとも 1 つの基本ビューにクエリを実行して、ソースに接続できることを検証します。

    クエリがキャッシュデータベースではなくソースをヒットするように、キャッシュを無効にしたビューを実行します。

    ソースへの接続に失敗した場合、コネクションには SSL 証明書が必要であり、その証明書は <DENODO_HOME_8_0>/jre/lib/security/cacerts にインポートされている必要があった可能性があります。

    セキュア LDAP ソースへの接続に失敗した場合 (No subject alternative DNS name matching <HOSTNAME> found というエラーが考えられます)、Denodo ナレッジベースの こちらの記事 を参照してください。

  3. 1 つまたは複数のビューでパラメーター QUERYPLAN が使用されているという警告があった場合、以下を行います。

    1. コストベースのオプティマイザーを有効にする。

    2. このビューとこのビューのサブビューの統計情報を収集する。

    3. ビューのクエリプランを取得して、パラメーター「QUERYPLAN」で示されたものと同じであるかどうかを確認する。

  4. キャッシュモード full のビュー: バージョン 8.0 のキャッシュエンジンを別のカタログ/スキーマを使用するように構成した場合、モードが full または partial - explicit loads のビューのキャッシュは空になります。したがって、これらのビューに対するクエリは 0 行を返します。これらのビューのキャッシュを読み込む Scheduler ジョブを実行するか (キャッシュがある場合)、手動で読み込む必要があります。

    キャッシュを読み込む必要のあるビューを見付けるには、次を実行します。

    SELECT database_name, name
    FROM get_views()
    WHERE view_type IN (0, 1) AND cache_status in (3, 4, 5);
    

    これらのビューのキャッシュを VQL Shell から読み込むには、以下の手順に従って実施してください。これには長い時間がかかる場合があります。その間、Administration Tool の [VQL Shell] タブを閉じることはできません。

    1. [Retrieve all rows] チェックボックスをチェックして、[Display rows] を大きな数 (999999 など) に設定します。

    2. 次のクエリを実行します。キャッシュを必要とするビューのキャッシュを読み込むステートメントが返されます。

      SELECT 'SELECT * FROM "' || database_name || '"."' || name || '"
          CONTEXT (''cache_preload''=''true'', ''cache_invalidate'' = ''all_rows'',
              ''cache_wait_for_load''=''true'', ''cache_return_query_results'' = ''false'');' AS query
      FROM get_views()
      WHERE view_type IN (0, 1) AND cache_status in (3, 4, 5);
      
    3. すべての行をコピーします (結果の 1 行をクリックして、Ctrl + A を押します)。

    4. コピーした行を VQL Shell でペーストし、[Execute] をクリックして、すべてのクエリを実行します。

    これらのクエリは、モード full または partial - explicit loads のビューのキャッシュを読み込みます。

  5. マテリアライズドテーブル: バージョン 7.0 からメタデータをインポートすると、マテリアライズドテーブルが作成されますが、それは空です。VQL ファイルに含まれているのは、データではなく、メタデータです。

    次のクエリを実行して、マテリアライズドテーブルのリストを取得します。

    SELECT database_name, name
    FROM get_views()
    WHERE input_view_type = 3;
    
  6. バージョン 7.0 で Virtual DataPort の Kerberos 認証を有効にしていた場合、バージョン 8.0 でも有効になっています。

    アップグレードプロセス中に、新しい Kerberos サービスプリンシパル名 (SPN) をこのインストール環境に作成した場合、この Virtual DataPort の Kerberos 構成を開いて、SPN を変更し、新しい keytab ファイルをアップロードします。

    アップグレードの準備 」の「Kerberos」サブセクションで、新しい SPN の作成が必要となる場合について説明しています。

  7. DenodoConnect のコンポーネント: Virtual DataPort 7.0 から取得した VQL ファイルには、インストールした DenodoConnect のコンポーネントが含まれています。このファイルをインポートしたため、それらの機能は Denodo 8.0 サーバーでも利用できます。Denodo 7.0 用の DenodoConnect コンポーネントには、Denodo 8.0 との互換性があるためです。

    DenodoConnect コンポーネントには、8.0 専用の新しいバージョンがあります。 DenodoConnects - 8.0 からダウンロードできます。インポートするには、[File] メニュー > [Extensions management] でウィザードを開きます。[Extensions] タブで [Import] をクリックします。既存の拡張機能を置き換えることを確認する必要があります。

    これは必須ではありませんが、DenodoConnect コンポーネントをバージョン 8.0 専用のものにアップグレードすることをお勧めします。将来、バージョン 8.0 用の DenodoConnect コンポーネントに拡張機能が加えられても、以前のバージョン用では対応されない可能性があるためです。

  8. VCS を有効にしたデータベースで、変更を新しいリポジトリにプッシュします。

  9. Virtual DataPort 8.0 に接続するクライアントアプリケーションで、Denodo への接続に使用されている JDBC ドライバーをアップグレードします。

    このドライバーは、メジャーバージョン間での互換性がありません。つまり、8.0 バージョンの JDBC ドライバーを使って以前のメジャーバージョンの Denodo に接続することも、以前のバージョンの JDBC ドライバーを使って Denodo 8.0 に接続することもできません。

    お使いのアプリケーションで、Denodo へのコネクション URL にパラメーター「reuseRegistrySocket」がある場合、削除してください。削除しなかった場合、コネクションは失敗します。このパラメーターは削除されています (詳細については、このマニュアルの「 JDBC ドライバー: reuseRegistrySockets プロパティ 」を参照してください)。

  10. できる限り、ODBC クライアントで PostgreSQL ドライバーではなく Denodo ODBC ドライバーが使用されるように構成します。新しいドライバーの方が高性能です。

Virtual DataPort Administration Tool

Virtual DataPort Administration Tool への変更点を以下に示します。

  1. 以前のバージョンの管理ツールでクエリタイムアウトの時間を長くしていた場合、新しいバージョンの管理ツールでも同じように長くします。

  2. Kerberos 認証を有効にしていた場合、管理ツールでも有効にする必要があります。

    メタデータを新しいバージョンのサーバーにインポートした後、以前のインストール環境が Kerberos をユーザー認証に使用するように構成されていた場合、新しいインストール環境でも同じように構成されます。

Data Catalog

Data Catalog に管理者アカウントでログインします。

Data Catalog: Virtual DataPort の URL の更新

[Administration] > [Set-up] > [Server] で、Virtual DataPort 8.0 の URL を入力します。

Data Catalog: Index Server の URL の更新

[Administration] > [Set-up] > [Content Search] で、正しい Index Server が構成されていることを確認します。Scheduler Index を使用している場合、Scheduler Index 8.0 の URL を入力します。

Data Catalog: メタデータの同期

[Administration] > [Synchronize with VDP Server] の順にクリックして、メタデータを同期します。

Data Catalog: 統計情報の収集の構成

Data Catalog 7.0 の使用状況統計を定期的に収集している場合、新しいバージョンでも同じように構成します。手順については、『Data Catalog ガイド』の「 使用状況統計 」を参照してください。

Data Catalog: Kerberos

新しい Kerberos サービスプリンシパル名 (SPN) を Denodo のこのインストール環境に作成した場合、この Virtual DataPort の Kerberos 構成を開いて、SPN を変更し、新しい keytab ファイルをアップロードします。

Scheduler

バージョン 7.0 で Scheduler に DenodoConnect プラグインをインストールしていた場合、新しいバージョン 8.0 用に、それらのプラグインを Denodo Support Site からダウンロードします。次に、既存のプラグインを削除し、新しいプラグインをインポートします。

新しい Kerberos サービスプリンシパル名 (SPN) を Denodo のこのインストール環境に作成した場合、Scheduler の Kerberos 構成を開いて、SPN を変更し、新しい keytab ファイルをアップロードします。

Scheduler Index

Scheduler Index: インデックスファイルのコピー

ディレクトリ <DENODO_HOME_7_0>/work/arn/data/index/ の内容を <DENODO_HOME_8_0>/work/arn/data/index/ にコピーします。

Scheduler Index: インデックスの構成

Scheduler Administration Tool で、[Administration] メニュー > [Index server] > [Indexes] の順にクリックします。各インデックスを編集して、インデックスを置くディレクトリを更新します。

Solution Manager

Solution Manager: モニターの有効化

常時有効なモニターがある場合、新しいバージョンで有効にします。

Solution Manager: Kerberos 構成

Solution Manager 7.0 で Kerberos を有効にしていた場合、以下のファイルをデスクトップにコピーします。

  1. Solution Manager 7.0 用の keytab ファイル

  2. カスタム krb5 ファイル (使用している場合)

次に、Solution Manager 8.0 にログインし、これらのファイルを使って Kerberos を有効にします。

新しいバージョンが同じホストにインストールされている場合、またはクライアントアプリケーションから同じエイリアスでロードバランサーにアクセスされる場合にのみ、同じ keytab を使用できます。これは、keytab の SPN が、クライアントアプリケーションから Virtual DataPort や Data Catalog などへの接続に使用される URL のホスト名に一致する必要があるためです。一致しない場合、新しいコンピュータ用に新しい keytab を取得する必要があります。

これは、Denodo Platform のすべてのコンポーネントで同じ keytab を使用するという一般的な想定に基づいています。

Virtual DataPort または Scheduler では Kerberos を有効にし、Solution Manager では有効にしなかった場合、この作業を行う必要はありません。これは、バージョン 7.0 から新しいバージョンにメタデータをインポートするときに、これらの Kerberos 構成が転送されるためです。