Denodo 組み込み MPP¶
注釈
この機能は、 エンタープライズプラス サブスクリプションバンドルでのみ利用できます。所有しているバンドルを確認するには、Design Studio または Administration Tool の [About] ダイアログを開きます。詳細については、「 Denodo Platform - サブスクリプションバンドル 」のセクションを参照してください。
Denodo には、オブジェクトストレージのデータを含む環境のパフォーマンスを改善するため、超並列処理 (MPP) 機能が組み込まれています。そのために、Denodo に Presto のカスタマイズされたバージョンが組み込まれました。これはオープンソースの並列 SQL クエリエンジンであり、データレイクコンテンツに対するアクセスに優れています。
Denodo 組み込み MPP クラスタをデプロイするには、 サポートサイト から Denodo Connect の「Denodo 組み込み MPP」をダウンロードして、 組み込み MPP ガイド の指示に従ってください。Denodo Connect の「Denodo 組み込み MPP」には、Presto をベースとして、Denodo Platform とやり取りするようにカスタマイズされた MPP エンジンが組み込まれています。さらに、デプロイプロセスには、Denodo に「embedded_mpp」という新しい特殊なデータソースを作成する最終ステップがあります。
また、この組み込み MPP でクエリの高速化を考慮するように Denodo クエリオプティマイザーを構成します。
データソース「embedded_mpp」は新しいデータベース「admin_denodo_mpp」にあります。これは複数の目的で使用できます。
Amazon S3、Azure Data Lake Storage、HDFS などのオブジェクトストレージを検索し、Parquet 形式または Delta 形式で保存されるデータに対する基本ビューを作成します (「 Parquet、Delta、Iceberg 形式のオブジェクトストレージデータ 」を参照してください)。
超並列処理エンジンによって、オブジェクトストレージから Parquet 形式と Delta 形式でデータを読み込みます。
Parquet 形式または Iceberg 形式でオブジェクトストレージにデータを読み込みます (「 Denodo 組み込み MPP での Iceberg テーブルの作成 」を参照してください)。
Denodo サーバーのビューデータをキャッシュします。Denodo サーバーでは、「embedded_mpp」データソースをキャッシュとして利用することもできます。(「 Iceberg テーブルを使用して、組み込み MPP をキャッシュとして使用するように Denodo サーバーを構成する 」を参照してください)。
クエリを高速化します。組み込み MPP では、このタイプのデータにアクセスするクエリ用に特別に設計された、新しい 組み込み MPP の高速化 技術をクエリオプティマイザーで適用することができます。