ID の文字セット

Virtual DataPort では、大半のエレメントの名前で Unicode 文字を使用できます。このようなエレメントとして、データベース、ユーザー名、ロール、データソース、ラッパー、ビュー、ビューの各フィールドなどがあります。

ID は最長で 100 文字です。

Virtual DataPort では、Virtual DataPort サーバー全体で以下の文字セットのいずれかを選択できるほか、データベースごとにいずれかを選択することもできます。

  1. Restricted (デフォルトの文字セット): エレメント名およびビューのフィールド名には基本文字のみを使用できます。「 Restricted モード 」を参照してください。

  2. Unicode: 上記の各名前に任意の文字を使用できます。「 Unicode モード 」を参照してください。

これらの文字セットを切り替えても、管理ツールでビューの作成や編集に使用できる文字が変わる だけ であり、Virtual DataPort サーバーの動作には何の影響も ありません

Restricted モード

Virtual DataPort サーバーまたはデータベースが Restricted モード である場合、その Virtual DataPort サーバーやデータベースに接続した管理ツールでは、以下の規則に従う ID を持つエレメント (ユーザー名、データソース、ラッパー、ビューなど) のみを作成できます。

  • 先頭の文字には以下のいずれかを使用します。

    • a から z のアルファベット。大文字を入力しても、自動的に小文字に変換されます。

  • 先頭に続く各文字には以下のいずれかを使用します。

    • a から z のアルファベット

    • 数字

    • アンダースコア: _

このモードでエレメントを作成すると、そのエレメントの ID では大文字と小文字が区別されません。たとえば、 SELECT * FROM incidencesSELECT * FROM INCIDENCES は同じクエリです。

Unicode モード

Virtual DataPort サーバーまたはデータベースが Unicode モード である場合、その Virtual DataPort サーバーやデータベースに接続した管理ツールは次のように動作します。

  • エレメント (データソース、ラッパー、ビュー、ビューのフィールドなど) の ID には任意の文字を使用できます

  • 「Restricted 文字セット」 (「 Restricted モード 」を参照) に属さない文字を名前に使用している場合、Virtual DataPort サーバーに送信する VQL ステートメントでは、その名前が自動的に二重引用符で囲まれて表記されます。

    以下に例を示します。

    CREATE VIEW "例" AS... or SELECT * FROM "Categories".
    
  • 必要に応じて二重引用符が自動的に追加されます。VQL シェルまたは JDBC クライアントからビューを手動で作成する場合にのみ、二重引用符を明示的に追加する必要があります。

注釈

先頭文字を _ としたビュー名は使用できません。

Virtual DataPort サーバーまたはデータベースが Unicode モードである場合、以下の条件の少なくとも 1 つが成立すると、エレメントの名前では大文字と小文字が区別されます。

  • 名前を二重引用符で囲んでいて、その文字の少なくとも 1 つが大文字である。

  • 「Restricted 文字セット」に属さない文字を名前に使用している。名前のすべての文字が「Restricted 文字セット」に属する場合、その名前では大文字と小文字が区別されません。

エレメントで大文字と小文字が区別される場合、そのエレメント名は必ず二重引用符で囲む必要があります。以下に例を示します。

SELECT * FROM "Incident",
ALTER TABLE "Phone_INC",
etc.

同じ型のエレメントを、大文字と小文字を変更しただけの同じ名前で作成することはできません。たとえば、ビュー 「incident」「INCIDENT」 は同時に作成できません。

Virtual DataPort サーバーで生成された VQL ステートメントでエレメント名が二重引用符 ("") で囲まれている場合、その名前では大文字と小文字が区別されます。

管理ツールの Server Explorer に表示されているエレメント名に大文字が 1 つ以上ある場合、そのエレメント名は二重引用符付きで作成されているので、大文字と小文字が区別されます。したがって、そのエレメント名は二重引用符で囲む必要があります。


Unicode のサポートはデフォルトで無効になっていますが、サーバー全体で有効にできるほか、サーバーの一部のデータベースでのみ有効にすることもできます。

このサポートをサーバー全体で有効にするには、[Administration] メニューの [Server configuration] をクリックし、つづいて [Identifiers charset**] をクリックします (「 Identifiers charset dialog 」を参照)。

このダイアログで [Unicode -Case sensitive] をクリックし、[Ok] をクリックします。

Identifiers charset dialog

[Identifiers charset] ダイアログ

一部のデータベースでのみ、Unicode のサポートを有効にすることもできます (「 データベースの作成 」を参照)。