USER MANUALS

データベースの構成

注釈

このタスクを実行できるのは Diagnostic & Monitoring Tool の管理者のみです。

Diagnostic & Monitoring Tool は、カタログと構成の情報をデータベースに保存します。デフォルトでは、インストールに含まれるローカルデータベース (Apache Derby) を使用します。情報を外部データベースに保存するようにツールを構成できます。

注釈

データベースの変更が適用されても、読み込まれた診断ファイルは新しいデータベースに移行されません。

注釈

Solution Manager のインストールでは、そのデータベースを変更すると、必ず DMT データベースも透過的に変更されます。ただし、MySQL を使用している場合は、互換性のある 5.7 以上のドライバーを、組み込み VDP の MySQL-5 ドライバーとしてインポートする必要があります。これを行うには、[Extensions Management] ダイアログのライブラリセクションを使用してください。詳細については、「 JDBC ドライバーのインポート 」を参照してください。

新しいデータベースを構成するには、以下の手順に従って実施してください。

  1. 新規データベースの JDBC ドライバーの jar ファイル (複数可) をフォルダ <DENODO_PLATFORM_HOME>/lib/dmt-extensions にコピーします。

  2. jar ファイルがこのフォルダにない場合は、Diagnostic & Monitoring Tool を再起動します。

  3. [Options] メニュー > [Database Configuration] をクリックします。新しいタブで、以下のパラメータを入力します。

    • Database: サポートされている以下のいずれかのデータベースを選択します。

      • Apache Derby。

      • Microsoft SQL Server 2014。Microsoft JDBC ドライバーを使用します (jTDS ドライバーはサポートされていません)。Microsoft SQL Server を使用する場合、または Azure SQL Server 互換エディションを使用する場合に、これを選択します。

      • Oracle 12cR2 以降。

      • MySQL 5.6 以降。MySQL を使用する場合に選択します。

      • PostgreSQL 9.5 以降。PostgreSQL を使用する場合に選択します。

      • Amazon Aurora MySQL

      • Amazon Aurora PostgreSQL

    • Driver Class: JDBC ドライバーのクラス名。たとえば、Oracle の場合は oracle.jdbc.OracleDriver です。

    • URL: データベースサーバーへの接続に使用する JDBC URL。

    • User ** と **Password: データベースに接続するための資格情報。このユーザーアカウントには、テーブルの作成、およびそれらのテーブルの行の挿入/更新/削除を行うための権限が必要です。

    • Authentication: (Aurora PostgreSQL と Aurora MySQL の場合のみ) 外部データベースにアクセスするための認証方法を選択します。以下の中から選択できます。

      • ログインとパスワード。指定の ユーザーパスワード を使用します。

      • Denodo AWS インスタンス資格情報:

        • User: アクセス先のデータベースアカウント。

        • AWS IAM role ARN: 特定の権限を持つアカウントに作成できる IAM ID。

        • AWS Region: Aurora データベースのデプロイ先である AWS リージョン。

        • AWS Token Lifetime(minutes): DMT が AWS 認証トークンを更新する前に保持する時間。DMT ではデフォルトで 14 分を想定しています。これは、 MariaDB、MySQL、および PostgreSQL の IAM データベース認証 に従うと、トークンのデフォルトの存続時間は 15 分であるためです。

      • AWS IAM 資格情報。Denodo AWS インスタンス資格情報 のプロパティのほかに、以下のプロパティがあります。

        • AWS Access Key: リクエスト元のユーザーまたはエンティティを指定する一意の ID。

        • AWS Secret Access Key: AWS に対するリクエストへの署名に使用するシークレット文字列。

Database configuration panel

データベースを構成するためのパネル

注釈

  • データベース [Derby Embedded] を選択した場合、[Driver Class]、[URI]、[User]、[Password] フィールドは編集できません。これは、Diagnostic & Monitoring Tool に付属の Derby データベースへのコネクションを表しています。

  • [MySQL] を選択した場合は、URL にパラメータ``useUnicode=true&characterEncoding=UTF-8`` を追加します。以下に例を示します。

    jdbc:mysql://mysql.acme.com:3306/denodo_solution_manager?useUnicode=true&characterEncoding=UTF-8
    

    このパラメータは、非 ASCII 文字をデータベースに正しく保存するために必要です。

    また、Diagnostic & Monitoring Tool で使用する MySQL のスキーマには、Default Charset = utf8 および Collation = utf8_unicode_ci のオプションも必要です。

    これらのオプションを設定するには、この MySQL に接続して、次のステートメントを実行します。

    ALTER DATABASE <database name>
    CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci;
    
  1. [Save] ボタンをクリックすると、Diagnostic & Monitoring Tool では、このデータベースに達することができるかを確認します。

  2. Diagnostic & Monitoring Tool を再起動すると、新しいデータベースにテーブルがまだない場合は、テーブルの作成を試みます。

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